新聞の中で、認知症の方の「怒り」への対応法が記載されていたので紹介させて頂きます。

1認知症の方から攻撃的な言動を受けた場合、自分の気持ちを平静にし落ち着いて話しましょう。それでもカッとする場合、数分間その場を離れ、深呼吸してください。

2事実ではない事でも否定せず、してはいけない事を伝えるのではなく、して欲しい事を明確にしましょう。

3認知症の方には複数の事は混乱させてしまう事があります。手伝う際は「着替えますから手伝います」等目的を伝えましょう。

4夕方に散歩に出掛けた後に不機嫌になるようなら、朝に散歩をする等、手順を変えてみるのも効果的です。

5会話では相手の過去に焦点を当てる様心掛けましょう。前夜にテレビで見た内容より遠い記憶を思い出して話す方が本人にとって簡単でストレスが少ない事がよくあります。

6気をそらす事も有効です。散歩に誘ったり、おやつを食べたり、好きな音楽を流したり、手伝いを頼んだりするのも良いでしょう。

以上となります。2025年には認知症患者は国内で約700 万人、65歳以上の高齢者の5人に1人がなると推計され、最近では新しいアルツハイマー型認知症治療薬が承認され期待が高まっているようです。居宅介護支援事業所としては、認知症である利用者様の暮らしやすさ、ご家族様の介護負担の軽減等をご支援させて頂けるよう、今後も情報収集等に努めていきます。